2014年9月17日水曜日

生まれ変わりました

ブログ・メルマガをご覧の皆さまへ

当ブログ・メルマガは、私が発行しております有料の時事英語専門メールマガジンの紹介と
購読者様の募集を目的としておりましたが、今日から内容を変更させていただきます。

ただ単に、当日購読者様に配信したメールマガジンの一部の紹介ではなく、重要な部分を
抜粋して、当メールマガジンだからこそ出来うるという他に類のない翻訳テクニックを
紹介します。

つまり、なぜ翻訳者である私が、英文記事を翻訳する過程をご紹介します。

これにより、当メールマガジンの他に類のない特徴を少しご理解いただけるものと確信しております。

せっかく、私のブログやメルマガをご覧になっている皆様に僅かでも役に立つブログ・メルマガに変身いたします。


---ここから---

本日配信したメールマガジンから抜粋した以下の文章で徹底分析しましょう。

US Touts Coalition to Fight Islamic State
アメリカ、イスラム国との戦いに連合を呼びかけ

ここでちょっと解説をm(._.)m

[tout]は、駅前でティッシュやパンフレットを配りながら、ねちねちとしつこく勧誘する意味があります。でもここでは、アメリカの立場を考慮して「呼びかけ」程度にしています。
アメリカがねちねち、あるいはしつこく勧誘なんて直訳したら国際問題になるかも?
ただし、記事の執筆者は少なくとも、「アメリカはしつこく勧誘している」思っていることが分かりますね。)
外国人が執筆した英語ニュースを読むのは本当に面白くて楽しいですよ)

September 14, 2014

【The Obama administration is expressing confidence in the formation of an international coalition オバマ政権は国際的な連合の形成に自信を表明している to combat Islamic State radicals イスラム国過激派と戦うために who control swaths of territory in Iraq and Syria. イスラム国はイラクとシリアで一部地域を支配している But congressional action in support of the effort is a matter of growing debate.しかし、オバマ政権の取り組みを支持する議会の動きであるが、問題は議論が高まるかどうかだ】

早速参りましょう!

The Obama administration is expressing confidence in the formation of an international coalition オバマ政権は国際的な連合の形成に自信を表明している 
[to ]combat Islamic State radicals イスラム国過激派と戦うために

・フレーズに分割して速読する1つの重要なテクニックは、1つの英文を[to]で分けることです。
[to]以降の文は、前の文を受けて 「その結果・・・」という意味になります。これで2つに分割してぞれぞれの文に意味ができます。

つまり、読者の頭の中では、「オバマ政権は国際的な連合の形成に自信を表明している」
(その結果)「イスラム国過激派と戦う」
という感じです。

学校英語や受験英語は、
「オバマ政権は、イスラム国過激派と戦うために、国際的な連合の形成に自信を表明している」
と訳すでしょう。

もちろん、これは正しい訳で問題はありません。

しかし、この場合は、英文を
The Obama administration is expressing confidence in the formation of an international coalition [to ]combat Islamic State radicals までよまなくてはなりません。

そして一度最後まで目を通して、後ろから「イスラム国過激派と戦うために」 前に
オバマ大統領は国際的な連合の形成に自信を表明している」と読んで、最後に
「オバマ政権は、イスラム国過激派と戦うために、国際的な連合の形成に自信を表明している」
となります。

学校英語や受験英語のように、考える時間が充分あるならこれでいいと思います。

ところが、時事英語、つまり、毎日の英語ニュースでは、こんなに時間をかけて読むわけには
いきません。皆さんが、毎朝、日本語の新聞記事を学校英語的に読んでいては、絶対に1日で1日分が読みきれません。

そこが、学校・受験英語と現実に1日しか生きられない時事英語と違うところです。
時事英語ででは、一読で理解します。2度目はありません。日本語の記事もわざわざ2度読みする人はいないでしょう)

つまり、
The Obama administration is expressing confidence in the formation of an international coalition [to ]combat Islamic State radicals. を目にしたら、瞬時に[to]の前で切ります

The Obama administration is expressing confidence in the formation of an international coalition
オバマ政権、自信を表す、国際的連合の形成に

[to ]combat Islamic State radicals.
イスラム国過激派と戦うため

これで素早く頭で考えます。

「オバマさん 国際的な連立に自信あるんだ、なら、これでイスラム国と戦えるやん」と

そして次にいきます。

who control swaths of territory in Iraq and Syria.

[who]は関係代名詞で誰を指すかというと、瞬時に直前の単語に目をやります
Islamic State radicals
そうです。これが[who]です。

もちろん、「・・であるところの人々」なんで訳しません

[who]を、瞬時にIslamic State radicalsに置き換えて主語にします。(頭の中で)

イスラム過激派は、イラクとシリアの帯状の領土を支配しています。

こんな直訳では意味が全く分かりません。

なので、ここは想像力を働かせて、

「イスラム国過激派らは、イラクとシリアの一部の地域を支配している」

これで十分です。意味は間違っていませんが、学校・受験英語では先生は間違いにするかもしれません。SVOになっていないとか、意訳とかで Σ(゚д゚lll) 
受験性の方はご注意願います<m(_)m>

そして、次の文だ

But congressional action in support of the effort is a matter of growing debate.

[is」で区切ります

But congressional action in support of the effort
取り組みにおいて支持する議会の行動は

is a matter of growing debate.
高まる議論の問題だ

「取り組みを支持する中の議会の行動は、高まる議論の問題だ」
????
直訳ですが、全然意味が分かりません。

当メルマガでは(つまり、翻訳者である私は)こうします

オバマ大統領の取り組みを支持する議会は、あるいは、いったんここで切って、
「オバマ大統領の取り組みを支持する議会であるが」にします

そして

is a matter of growing debate.
高まる議論の問題だ
直訳では意味不明

つまり、こういうことです。

オバマ大統領そしては、自分のの取り組みを、議会が活発に議論してくれるかどうかが
心配なのです。

つまり。議会では、議論が高まるかどうかが問題なのです。

なので、
「しかし、オバマ政権の取り組みを支持する議会の動きであるが、問題は、議論が高まるかどうかだ」

あるいは、
「しかし、オバマ政権の取り組みを支持する議会の動き(状況)は、議論が高まるかどうかという問題に直面している」
となります。

このように記事の意味の骨子を崩さず、できる限りわかりやすい日本語にしているのが私の
メールマガジンです。

これは、同時通訳のトレーニングから得た身を守るため、つまり同時通訳を可能にし続けるために必然的に身についた超速読のための私自身の生きる知恵なのです。

いかがでしたか?


速読の「コツ」みたいなものを身につけていただければ嬉しいです。

毎日配信する有料のメールマガンジンでは、紹介した文章の十数倍程度の量が記載されております。

これを月から金まで毎日読めば、もちろん、ある程度時間はかかりますが、必然的に同日通訳でも通用する超速読力が身に付きます。

英語ニュースは、一歩先も読めない現実のドラマです。刻一刻と状況が変わり続けます。今日の記事は今日で終わります。明日は、どうなるかは世界中の誰も分かりません。明日になれば分かるでしょう。1日1日が脚本のないドラマ。これを毎日読むことはあなたの人生に必ず夢を与えてくれるでしょう。試しに、一度私のメールマガジンを読んでみてください。あなたの人生すら変えてみせます。

変更後初めてなので、長くなりました。次は文章と要点だけになります。

では、また次の紹介まで。


---ここまで---

★購読申し込みはこちらからどうぞ★
↓↓↓↓↓
http://goo.gl/drBCLa

0 件のコメント:

コメントを投稿