まずはこちらの画像をご覧下さい。
http://yahoo.jp/box/2FdCbt
この画像は英文和訳の英文と訳文の配置を示しています。
以下、これらの3つの配置スタイルを比べてみます。
上下対訳は、その都度、上の英文を見て、次に下の日本語を見て、
また上の英文を見て、下の英文を見る・・の連続で、常に目を
上下に動かさなければなりません。
左右対訳も同じです。今度は、目を左右に動かすことの連続です。
★辞書なしで超速読月刊英語ニュース超速読特化翻訳型
この型であると、一行の文章に英語⇒日本語⇒英語⇒日本語・・と
連続して繋がっており、そのまま横書きの文章を読むようにすらすらと
素早く読むことができます。目を上下にも、左右にも動かす必要はなく、
目の移動の分だけ読むスピードがアップします。
日本の伝統的な英文和訳は、英語の順番を無視して、必ず日本語に
並び替えます。もちろん、学校英語や受験英語、さらに資格試験の答案ではきちんと
日本語に並び替える必要があり、この伝統的な翻訳スタイルが適切であり不可欠です。
読む対象が日本人ですから、日本語の順番であるのが普通です。
本書の超速読特化型翻訳スタイルは、あくまでも、海外の英語ニュースなどの
英文の内容をできる限り早く読者の頭の中に入れて理解する為にあります。
例えば、
I go to school with my friend.
私は 行きます 学校へ 友だちと
でも十分内容が分かるのに
I go to school with my friend.
私は友だちと一緒に学校へ行きます
と日本語の順番にわざわざ直します。
並び替える訳ですから、
I go to school with my friend.
まず全文に目を通して、各単語の意味を掴んで
そして、日本語に並び替えることになり、結局その分だけ余分な時間がかかります。
つまり、従来の和文英訳では、一度全文に目を通して、意味を辞書で調べて、最後に
後ろから日本語の順番に並び替えて行きます。
また、対訳方式では、目の移動が面倒なので結局そのまま日本語の部分だけを
読んでしまうこともあるようです。だったら、最初から日本の新聞記事を読めば
いいと思いますが。
本書の超速読特化型翻訳では、面倒な手間は一切ありませんし、わざわざノートに訳文を書くこともありません。すべて読者様の脳が処理してくれます。
I go to school with my friend. という超短い英文ですらわざわざ
日本語に並び替えるわけですから、
Even if the yen were to weaken to 150 per dollar, inflation would only rise "by 0.5 percent or so," and would not offset the deflationary pressure of oil, which has dropped by more than 50 percent since last July, Goldman said.
なんで長い文章であれば、
どこまで読むのかで始まり
どこで文章を切るのに悩み、
とりあえず一度切ったところまで全文を読み、
単語の意味を辞書で調べ、
日本語に並び替えてやっと終わりです。
膨大な時間がかかります。でも、伝統的な英文和訳ではこれが普通なのかもしれません。
仮に、こんな調子でこの例文記事の全体(英字だけで約7000語あります)を読むとしたら、
気が遠くなるほどの時間がかかるでしょう。
しかしながら、学校での英語や、塾での英語、資格試験での英語では日本語に並び替える作業は不可欠です。このように、日本語に並び替えた左右対訳も上下対訳もテストや受験のためというきちんとした訳があって存在していますし、価値があります。
しかし、私が翻訳・執筆する辞書なしで超速読月刊英語ニュースはこれとは全く目的が違っています。
英語ニュースは多くの記事を読まないことには世界情勢を把握することはできません。
英語の答案用紙を作成するために時間をかけた翻訳では目的が達成できないのです。
本書は、横書きにして読む時間と手間も極限まで省略して、目をあちこちに移動することなく読み進めていきます。
目的は、長い英文記事を一読でその内容、つまり時事英語で必須の記事の「あらすじ」
あるいは「概要」を瞬時に把握することです。
一読でこの程度の英文を把握しなければ英文記事を継続して読むことは難しいでしょう。
対訳型、上下型、本書型のどれか良いのかという論点ではなく、いずれを使うにしても、何のために英語を学習するのかによって決まってくるものであると思います。
つまり、テストや受験の100点の答案を作成するために、時間をかけても正しい日本語の順番に並び替えなければならない方向で英語を学習しているのか、あるいは、テストや受験など気にすることなく純粋に英語というものを楽しみながら読む方向で学習しているのかによって決まってくるものと思います。
英語ニュースは、世界の出来事を英語で読んで、英語で感じて、英語で考えて
英語で理解しなければ楽しく興味を持って毎日継続して読むことはできません。
本書は、テストや受験など気にすることなく、純粋に英語を楽しみながら高度な
英語力と高度なグルーバルの教養を身に付けるためにあります。
これで本書の英文と訳文がなぜ一行で並んでいるのか、あるいは、なぜ超がつくほどの
速読ができるのかがお分かりになったと思います。
英語ニュースは、世界の出来事を英語で読んで、英語で感じて、英語で考えて
英語で理解しなければ楽しく興味を持って毎日継続して読むことはできません。
また本当の意味で世界情勢を英語で理解する為には、毎日数十本の英文記事を読むことが
絶対条件になります。そのために超がつくほどの速読力を身につける必要があります。
本書では、辞書なしでどんどん読む内に、必要な語彙は全部必然的に覚えるように
なっています。フレーズとともに覚えるために語彙の定着率も高いものがあります。
さらに本書の最後にはその月の最新の時事用語が700-800語程度で収録されており、
一読するだけで、覚えた語彙の復習と確認になります。
本書は、世界の出来事を英語で読み、英語で感じて、英語で考えて、英語で理解する
ために英文速読力を身に付けたい方々のために存在しています。
説明不足の点もまだあろうかと思いますが、およそお分かり頂けたかと思います。
3月号詳細▼
http://goo.gl/SRK7yK
ありがとうございました。
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