おはようございます。5月9日号です
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今日の話題は、先日のイスラエルの空爆です。
◎できれば事前知識として、以下のQ&Aに目を通しておいてください。記事を理解するのに少しは役に立つと思います。 (中東情勢に詳しい方は飛ばしてください(_^_))
Q.スンニ派とシーア派はなぜ対立するのですか?
A.イスラム教は、多数の信者を有する大宗教にしては珍しいほど分派が少ない宗教です。キリスト教や仏教の分派の数は、 覚えきれないほど数多く存在していますが、イスラム教の場合は、正統派(多数派)であるスンニー派以外には、シーア派、 ドルーズ派、アラウィ派が知られている程度です。 また、これらの分派が発生した主たる理由も、キリスト教や仏教の分派と異なり、教義の相違に基くものではなく、宗教指導者の 正統性など政治的(?)な見解の相違に端を発しています(分派が宗派として独立する段階では教義の違いも生じていますが)。 それだけに正統派(多数派)と分派の対立は常に権力闘争の様相を呈し、世俗の政争と区別がつきません。
打続く権力闘争は過激派誕生の温床であり、合法的な権力闘争が過激な爆弾闘争に至る例は世界中にゴロゴロしています。
スンニー派もシーア派も、一般信徒は他派の信者を殺しはしません。爆弾闘争を行っているのは排他的な狂信者か、宗教の衣をま とった権力亡者とその手下のいずれかでしょう。こう考えれば、殺し合いの理由を普通の醜い権力闘争として説明できるのではないでしょうか。
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Israeli Strikes in Syria Pose Dilemma for Arab States イスラエルのシリア国内での空爆/アラブ諸国にジレンマ(解決が困難な難題)を突きつける
May 06, 2013
CAIRO カイロ発
The response to Israeli airstrikes イスラエルの空爆の対応ですが against Syrian government targets シリア政府をターゲットとした highlights the intricate web of loyalties 複雑な関係を浮き彫りにしました ensnaring neighboring Arab states.近隣のアラブ諸国を混乱させて
The Arab League アラブ連盟は early on suspended the Syrian government of Bashar al-Assad,早くからシリア 政府のバシャー・アル・アサドに容疑を掛けていましたが but has now rushed to condemn attacks 急いだ形で空爆を 非難しました attributed to Israel against his forces.シリア国内のイスラエルの(空爆を)
Yet the rebuke of Israel comes まだイスラエルに対する懲戒を示してはいません as the Arab League アラブ連盟としての tries to revive a decade-old peace plan 十年前の和平協定の復活を試みている envisioning regional recognition of the Jewish state.近隣のアラブ諸国がユダヤ人国家を認めるという (和平協定を)
There also is the sectarian factor.これは(イスラム教の)宗派間の争いでもあります Most Sunni-majority states スンニー派が大多数を占める国々は have sided with Syria's Sunni-led opposition,シリアのスンニー派が先導するする 反体制派に同調しています in part to thwart the reach of Shi'ite-led Iran シーア派が入り込むのを阻止するために into the Arab world.アラブの世界に
There is even quiet approval of Israel's determination また、イスラエルの思惑による後押もあります not to let Iran create nuclear weapons.イランに核兵器を作らせたくないという
Iranian ally Hezbollah ヘズボラと同盟を結ぶイランは has wide support in the region,この地域での広範囲な支持を得ています however, しかしながら precisely for its anti-Israel stance.はっきり言えば、これは反イスラエルの立場のことを意味します
Intelligence sources 情報筋では say the Israeli attacks イスラエルの空爆は were aimed at halting the transfer of Iranian-made missiles イラン製のミサイルの搬送を阻止する狙いがあったと言います to the Lebanese Shi'ite group レバノンのシーア派の組織への as they passed through Syria.シリアを通り抜けてやってくる
Syrian officials sought to capitalize on the confusion, シリア当局は紛争を利用して資金を提供することを模索しています tying Israel to Syrian rebel forces.イスラエルが反体制派の軍に(資金を提供していることに対して)
"[The Syrian military] has the right and responsibility シリア軍は権利と責任をもっていますto protect its country and people 国と国民を守るfrom any form of infringement いかなる侵略行為からも either at home or abroad,” 国内外を問わず said Syrian Information Minister シリアの情報大臣Omran al Zoubi.オルマーラ・アル・ゾウチ氏は こう述べています
For all the denunciations of the Israeli attacks,イスラエルの空爆を非難する人々のほとんどは though,しかしながら there appears to be little appetite for any military response. (シリアの)軍事的な報復を望んではいないようです
When diplomatic efforts to end the Syrian conflict シリア紛争を集結する努力が fell apart,失敗に終わったときは the idea of Arab military intervention アラブ諸国の軍事介入は did not take its place.行われませんでした
And Arab militaries アラブ諸国の軍は have for decades 何十年もの間 shied away from confrontation with Israel, イスラルエルとの対決を避けてきました after defeat in previous wars. 過去の戦争で敗北した後は
As Israel appears to have taken an active military role イスラエルは軍事的な役割を積極的に果たそうとしているようです in Syria,シリアで sectarian tensions 宗派間の緊張が spill across Syria's borders シリアの国境全域に溢れている (シリアで) and the strain of more than a million refugees さらに緊張を強いられている百万人以上の難民が take their toll,その重圧に苦しんでいます the region cannot avoid being affected,これらの地域では(空爆の)影響は避けられません one way or another. いずれにせよ
http://www.voanews.com/media/video/1655565.html
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では、また明日をお楽しみに。
Have a nice day!
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